am+2009

午前10時、送迎の車にカミュと同乗し、セレモニー及び火葬を無事済ませ、
さきほど一緒に帰宅しました。
新潟平野の広々とした敷地内にあるフジパーク南ペット霊園は、
綺麗な礼拝堂と火葬設備が併設したとても良い施設でした。

今日の新潟市の天候は、
珍しく澄み渡る青空が広がり、ポカポカと陽射しも暖かく、
約2時間半の火葬の間は火葬ボイラーの横で、ずっと空を見上げて過ごしました。

すぐ横に土手があり、坂道を登って行くと、

ススキの向こうに穏やかな川が広がり、
きっと、この空や川のようにカミュの心も晴々としているんだなぁ。
そう感じました。

気が付くとすでに2時間半が経過して、
再びセレモニー室に戻り、綺麗に火葬されたカミュのお骨上げを行ないました。

これから寂しくなるけれど、私も前へ向いて歩いて行こう。
そう思えたひとときでした。

ボイラーの煙突を見上げると、煙突の向こうに太陽が広がっていました。

本日14時24分頃、カミュが旅立ちました。
カミュの顔を持ち上げ、ぬるま湯でお口を洗いタオルで拭いている時に、
声を出すことも、深呼吸することもなく、静かにそっと、あまりにも自然に永眠しました。

私はカミュと出会えて本当に幸せでした。カミュもきっと同じ気持ちだと思います。
そして、カミュに変わり皆様に心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

アニマルミュージアムを愛してくださる皆様や皆様の愛犬の為にも、
また、心配していたであろうカミュの為にも、
これからも愛する犬達に一生懸命、高品質なものづくりに邁進して参ります。

久しぶりにブログを更新します。
本来なら新商品を掲載する予定で進行しておりました。

しかし、我が愛犬カミュがかなり重篤な状態になり、
この20日間あまり、進んで行く病状に対処するべく全力で向き合っておりました。
その間、仕事の進捗をお伝えせねばならないと思いつつも、ご報告が遅れ大変申し訳ありません。

9月初旬頃、カミュの口腔内に腫瘍(癌）が見つかり、
かなり進行の早い悪性腫瘍であるとの説明を受けました。
治療方法として、
1）積極的な治療の場合、大学病院で患部全体の切除。その後、転移の可能性も。
2）老犬は麻酔等のリスクが高い為、インターフェロンで免疫力を上げ対処療法。

私は、2）を選択し獣医師に、
おそらく13歳前後（里親の為、あくまで予測）であろうカミュ君を最後まで、腕の中で見送りたい。
痛みをコントロールできるよう、全力でやる。
と伝え、すぐにインターフェロンの投与が始まりました。

一時は腫瘍が小さくなり、安堵しましたが、
腫瘍は骨の中へ進行しており、徐々に食欲もなく、今月初旬より往診に切り替え、
栄養剤、ステロイド、胃薬等の点滴、また食事を高カロリーの「クリニケア」「退院サポート」でとり、
坐薬、非ステロイド消炎剤、鎮静剤、鎮痛剤、そして現在は「フェンタニル」を貼っています。
その間カミュの病状は容赦なく進み、やはり痛みのコントロールはとても困難であると痛感しました。

2006年11月16日からカミュと共に暮らして7年。
その頃のカミュは6歳〜8歳ではないかと思われ、すでに風格のある立派な大人犬でした。
最後まで一緒に。
それはカミュと初めて会った時からの約束。
たとえ現在戦っている病状は癌であろうとも、たとえ老衰であろうとも、最後まで共にいる。
そして旅立った後も私の心の中にはいって、私と一つになれると信じています。

カミュの身体に触れながら、出会った当初はあーだったネ。こんなこともあったネ。
などと思い出を語り、今は二人でゆっくりと時を過ごしています。

現在、新商品の掲載を目指し、更新準備を進めております。
各ページの商品は順次アップして参ります。